迷蝶(パンタレイ)3 -明けの星は相ともに歌い-(cv深川绿)
空を見上げる捕食者は、
その昔、唯一を見つけた。
あれから、消え逝く光を何度も目にした。
見守っているだけでは、美しい輝きは瞬く間についばまれる。
繰り返されるその流れを変えたかった。
理に背いてでも、繋ぎとめておきたかった。
本当は──
ただ傍に居たかった。
異形の身体を晒すことへの不安、確証のない貴女との再会。
でも探さずにはいられない。
愛しいと感じた日々を忘れられないから。
繋がっていると信じているから、今度は待つのではなく迎えに行こう。
君がもう迷わないように。
月はいつもオレたちを見ている。
行く先を、静かに照らして。