今年の春、念願のN高校に無事入学が決定した根本晃司は、部屋の片付けをしようと押し入れを開けたところ、懐かしい一冊の本を手にする。『ねむりの森の姫』。幼い頃大好きだったその絵本をぱらりと捲った晃司は、突然襲った光に包まれて、気付けば自分の知らない異世界へと連れて来られてしまう。そこは、まるで『ねむりの森の姫』の世界。美形の王子様と美形の騎士。ただ違うのは、王子様はやたらとガラが悪く、騎士はやたらと無愛想。三人の奇妙な旅が始まった。